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シャウエンの清々しい朝
スペインから海を渡り南下で モロッコシャウエンに入った私 ( https://www.akane-club.com/blog のモロッコカテゴリにあります)
のどかな青い町シャウエンを2泊3日の中1日で満喫した後、
移動日の朝2時間ぐらいもまだ見たい思いと、必要睡眠時間の間でせめぎ合い、
食堂での朝食を時間取るからパスして、持っているパンやクッキーとジュースを部屋でかき込みながら用意をして町へ出る^^;
昨日とは違う町の外れの方向へ歩いて。小さな町だから全て徒歩で事足りて助かる。
青い町を抜けると、さらにのどかさが増し、急に景色が広がる。
済んだ水が豊富に流れる川、周りが山でとっても気持ちがいい場所(*˘︶˘*).。.:
そこに日本ならキャンプ場の炊事場みたいな感じで屋根ありの洗濯場が設けられていて、地元の女性が手でゴシゴシと洗ってはりました。
あちこちに絨毯とかも干してあり。
川の上には観光客向けの搾りたてオレンジジュースのみのカフェが作られていて足が濡れるタイプ。ちょっと5月の朝には冷たそうでした。
また町並みを撮りながら、時々ポストカードを買ったりしながらホテルへ戻る。
モロッコのチェックアウトはだいたい12時みたいで助かる(^^)
シャウエンからフェズへのバス
チェックアウト後、車は入れない道がほとんどなので近くの広場のタクシー乗り場から、旧市街の外の長距離バス乗り場へ。
次は旅の主な最終地フェズ(現地ではフェスと言われる)へ。
シャウエン−フェズ間のバスは満席になることが多いので前もって予約しておいたほうがいいです。
チケット引き換え窓口は少し並んでました。
バス乗り場のトイレは要チップ。
車窓より。
なんて余裕は初めだけ。
予約したのが数日前だったから、(たぶん前から売られていく?)ジャストオンザ後輪^^;
道悪くてもうめちゃめちゃ揺れるんです!
4時間のサバンナみたいな乾燥地帯の中の道。車酔いする私にはシャウエンへ入った時の道と共に難関だと初めから思っていたので、もちろん酔い止めと眠れるように短時間用入眠剤まで飲んて乗りました。
それでもガッターンという揺れで目が覚め、寝なきゃ!と、またうとうとの繰り返し。タイヤの上じゃなかったらもう少しはマシだったかもしれないけど、、。
さらにガイドブックか何かには途中トイレ休憩1回と書いてあったのだけど、日本みたいなわかりやすいそういう場所も案内もなく、
誰か乗ってくるのかな?ぐらいのバス停と思っていた停車がもしかしたらそれで、自分から申告して行かないといけなかったものだったと思う?
後から考えればそこ1回しか停まってないし。あまり酔わない母は母で、起きてたらトイレ行きたくなるし、と必死でうとうとしていたらしい。
フェズの新市街のバス停につくと、もう私酔いでフラフラしながらバスを降りる。しばししゃがみ込む…。涼しいぐらいの空気がまだ救われる。
フェズのチェックインは難しい?
ゆっくりさせて欲しいのに、ここはフェズ。そうもさせてくれず、早速客引きのタクシー会社のボスがやってくる。
交渉して乗り込み、旧市街のホテル近くの広場へ。基本広場にしか車は入れない。
フェズは世界一迷う街だっけ?とにかく迷路な街。
地図見ただけでも、結構キテますけど、これ、本により地図が違う。誰も正確な地図が書けないぐらい実際はもっと描かれてないような細い道もあるって事なんでしょうね〜^^;
さらに道は無茶苦茶不規則にテキトーーに作られた屋根で覆われていたりもして、現地シムにしていても電波が入りにくかったりグーグルさんも迷うのかMAPの自分の位置が微妙に違ったりします。
微妙に違うと、もう隣の道だからますますわからない。大通り以外を迷わず歩くのは方向音痴じゃない人でもほぼ無理かと思います。
でもそんな細い道のいろいろな場所に見どころが多いので、頑張るか、ガイドさんを雇います。またそれは次の日の話。
とりあえず広場に着くとカートを持ったお兄さんが寄ってきてスーツケースを乗せてどこに行くんだ?と聞かれる。
ホテルの場所や荷物の重さにもよるとは思うけど道も分からないしこの分業制は利用するに限ると頼む。
ホテルの名前を言って、その人でさえもはっきりとはわかっていなくて、他のホテルで1度場所を聞いていた。
リヤドという古い貴族の邸宅などを改装したまぁまぁなところに泊まったにもかかわらず、
地味な表札だけで、ただの普通の民家のドアにしか見えない所が入り口だったりするので、これは正解だった。自分じゃ見つけられなかったと思う。
フェズのリヤド(ホテル)
入ると吹き抜けスペースのソファーに案内され、ウェルカムミントティー?
外の喧騒と打って変わって、中はとっても静か。
吹き抜けを通して建物中に声が響くので、他のお客さんに対して私たちが気を使うぐらい。
簡単な説明のあと屋上へ案内される。
それが狭い路地の地味なドアを開けて入った場所とは思えないぐらいの景色の開けっぷり!!
どうやら旅中何度かこういう場所に出会ったので、建物の高さが同じぐらいに統一されてるからいろんな場所から開けた景色は見えるようになっているみたい。
街の道は細く屋根もありごちゃごちゃしているから長期住むと鬱になりそう?って思ったけど、景色は家の屋上から見るものなのね。
その図がこちら❣️夕暮れ時の、お祈り(アザーン)の音入りで異国のリアリティがたっぷりです!(40秒)
夜のフェズ、晩御飯を探すけど・・・?
日没は遅いので、この後部屋で少し休憩してから晩ごはんに出かけると夜9時頃になりました。
予定していた店がもう閉店時間だったので、街中でガイドブックとスマホを広げ、どこ行こうかなぁと悩んでいたら
こんな時間でもモロッコは子供たちが遊んでいて、その中の1番年上らしき12歳ぐらいに見える男の子が達者な英語でどうしたんだと寄ってきました。
別に何か聞きたいわけじゃないけれど、まだフェズに入ったばかりで、しかも子供に尋ねられると無視もできず答えてしまうのが日本人?
元々行こうとしてた店の名前を言ったらもうその店は閉まっている、他の店も大抵はしまっている、僕が知っているまだ空いている良い店があるから案内してあげるよと。
躊躇うもののすぐそこだから!5分だから!と言われ、特に近くの目当ての店も無かったので、まあとりあえず見に行ってみるかと着いていく。
ところが歩くの速い速い!!こっちは息を切らしながらちょっと待ってーと:( ;´꒳`;)
15分ぐらいでした~_~;
どうも次の日も思ったけど現地の人のガイド的に歩くスピードは速く、ほんとに自分なら5分で歩くのかもしれない。ただの誘い文句とは思えない速さでした。
お祈り帰りの井戸端会議的に歩いてる時はダラダラなんだけど。
やっと着いたと思ったら急で狭い階段を3-4階まで登らされる(✘﹏✘ა)ゼーゼー
もっと地元の食堂って感じのとこかと思ったら、すっごい素敵な内装のアラブなレストラン!フェズも2晩しか居ないので嬉しかったです。
15分歩いてる時点で、これはこんだけの長い距離案内されたってことはやっぱチップいるやつねーと話していたのだけど、
お店に着いて彼はすぐ消えたから、あれ?ほんとにただの親切だったの?と考えていたら、やっぱりそんなはずは無くお店の人からのマージン交渉中だったんですねー?
戻ってきて要求、100円ちょっとを払おうとすると、それじゃ足らないと受け取らない、帰らない。仕方なく次の小銭札だったか300円ちょっとを払うことに。
でもこれ後から考えたらこの国の物価を思うと高すぎ( ; ω ; )
ちなみに12歳に見えた子は15歳らしい。
そりゃ子供の時からこんな事してるんだもん、商魂たくましい大人に育つよね;
生まれ育った家庭によって違い、フェズ人みんながそうって訳じゃないだろうけど。
現にホテルの人はとてもシャイで、お金の戦場フェズではオアシスのようなホッとするいい人でした。
こちらがその晩御飯。
安定のタジン鍋とオムレツ。中身忘れた。1品はそこそこの量な上にパンもつくからそんなに品数は取れない。
チキンだったかなー忘れたけど、日本にもありそうだった^^;疲れた母にはちょうどらしく、まあ美味しかったし、何より一眼では撮ったけど内装が素敵で満足ではあります!
モロッコの治安やいかに?
帰り道11時頃だろうに、ラマダン期は夜しか食べられないからか、いつもなのか、広場には遊戯用具があり子供達が遊んでいる。この国の生活時間不思議、、。
カメラを嫌がる人が多いので、スマホの無音モードでササッと撮るぐらいしか撮れませんけど夜の広場の図。
そんな訳で、夜遅くでも女性も子供も自由に歩いてるので治安はいいのでしょう。
混雑している場所でのスリ、観光客だからこその寄ってくる人、ごくたまにいるであろう悪徳絨毯屋さんなどは気をつけないといけないと思いますが、
身の危険を感じるような治安の悪さはなかったです。(ガイドブックには絨毯屋に連れて行かれ帰してくれず300万カードで買わされたという人の話が載っていました^^;)
もちろん人気のない細すぎる路地などには入らなかったです。
ラマダン期以外との違いは分からないので各自お気をつけくださいね( ˆᴗˆ )
以上、かの有名な迷路の都市、客引きの世界3大ウザイ国のフェズ入り日でした。
なんだかんだ言いつつも刺激が多くて楽しんでます♪