子供の頃から芸術関係書の多かった気がする京都丸善。
長年たまたま遠ざかってて、入っているファッションビルのBALがリニューアル後、初めて行った。
写真集だけでもこれより多い。
住める?
こだわった蔵書。
2階に分かれる広いフロア、本棚と本棚の間も広く取ってあるので後ろを通る人を気にせず、ゆっくり見ていられる。
買う前の本を見るための机と椅子の数は、残念ながらそんなに多くないんだけど、これでも昔の本屋さんからは進んだものだわ。
台湾の本屋さんみたいに絨毯敷きでみんながあちこちに座って読むような文化に日本もならないかなー^^;
起立性貧血持ちの私は棚の前で立ったりしゃがんだりを繰り返しながら。
購入後の本なら持ち込めるカフェ併設で、ワッフルのメープルシロップのいい匂いがしてきて、
日曜夜7時の私のお腹には毒、とカフェからはすぐ離れた(笑)
閉店までの2時間、ものすごく楽しみつつ、頭と目をフル回転させ瞬きを忘れるぐらい見入って
情報と感覚への刺激の洪水。
1日セミナーを受けたような、映画1本熱中して見たような、そんなとっても有意義な時間❢
それでもまだ全然見る予定の物の一部^^;
あー近いうちにまた来ようと思いつつ、閉店時刻に決めた1冊を買う。
その本の合間に入っていた紙見て思い出した。
そーーいえば昔から私、この出版社の光村推古書院、好きだったわ。
小さめの写真集とかも出してはる京都の出版社さん。
会社勤めでポストカードや紙製品の企画デザイナーをしてたOL時代、
今みたいにいろんな働き方があった時代ではなく、普通は会社の中での仕事か、スーツ着て外回り営業、あとは工場などって事がほとんどの時代、
とっても珍しがられたんだけど、企画デザイナーは「資料見てきま〜す」って言って本屋に行けた。
1日机に向かっていてもデザイン行き詰まったりするから、参考になるデザインや写真を見に。
その頃よく推古書院さんの本に行き当たった。
目の付け所がなんか新しいのかな。
今このリスト見ると、あの発売当初世間を騒がせ今も定番商品で売られている京都手帖もここのだったんですねー。
スケジュール帳をロフトやハンズに買いに行くときは、出版社がどことか見ないから気づかなかったー!
今はネット内に大量に有り余る情報がある。いいのも悪いのも混ぜごっちゃで。
でも紙に印刷して運び、場所代をかけてまで売れる見込みのある内容のよりいい、濃い物が本になっている。
印刷する紙の質感も一律ではなく、それぞれにあったものを選んで作られている。
手触り、空間の音、そこにいる時間、五感すべてを使ってそれらを感じ、
時々はゆったりしたり、自分が何を好きで、思い、したいのか、感じ考える時間を持ちたいものですね